哺乳
菊一 紗也Saya Kikuichi2020年入社/茨城県立水戸農業高等学校卒業
働く牧場を探している方、
ぜひ、見学に来てください!
就職前に働いてみて、仕事への取り組みに共感しました。
子どもの頃から動物が好きで、動物に関わる仕事がしたいと思っていました。
水戸農業高校に進学したのも、動物と触れ合う仕事に就くため。高校での部活動では牛部に所属し、搾乳や餌やりなどを実際に行っていました。その部活動の先輩に、サン・ファームの社長の娘さんがいらっしゃったんです。
先輩からサン・ファームのお話をいろいろ伺っているうちに自分もそんな環境で働きたいと思うようになり、ネットなどを使いいろいろと調べました。すると茨城県内で一番規模の大きな牧場だということを知り、さらに興味を持ちました。
もちろん法人化していることも大きな魅力です。週休2日制はもちろん、産休、育休など福利厚生は一般企業と同じです。でも最終的に就職を決めるきっかけとなったのは、やはり職場見学ですね。実際に仕事のお手伝いもさせていただき、牧場の雰囲気や仕事への取り組み方などが自分に合っていると思ったんです。
自分が働く牧場を決める際には、自分の目で見て確かめることが大切ですね。
元気な子牛たちを見ると、仕事へのモチベーションが上がります。
いまの仕事は子牛たちにミルクを与える哺乳の作業です。ミルクは生乳に粉ミルク、整腸作用のある専用の炭など添加剤を加えて作っています。下痢をしていたり具合の悪そうな子牛には、薬を混ぜて与えることもあります。いつも元気にのんでいる子牛が、あまり飲まなかったりすると本当に心配ですね。
子牛は体力や抵抗力があまりついていないので、体調が急変しやすいんです。とても希にですが、昨日まで元気だった子牛が翌朝死んでしまっていることもあります。そんなときは精神的にかなり辛いです。そして、とても悲しい・・・。
だから子牛たちの体調管理には、かなり気を使っています。朝、元気の良い子牛たちが私の姿を見て「早くミルクをちょうだい」って立ち上がる姿を見るためにも、毎日の仕事を頑張っています。
牛たちの生と死に向き合う覚悟が必要な仕事です。
牧場の仕事は動物が好きでなければ務まりませんが、ただ好きなだけでは難しいと思います。出産、誕生、そして死といった命と向き合う覚悟が必要です。この会社に入って実感したことですが、出産も死と隣り合わせの行ため。大量の出血はもちろん、子牛が大き過ぎて分娩できなかったり、逆子の場合もあります。
そういうときは獣医さんに帝王切開してもらうのですが、タイミングが遅れるととても危険です。そのような場面を乗り切れる、強い精神力を持った方がこの仕事には向いているのではないでしょうか。私もまだ入社したばかりなので、悩んだり落ち込んだりすることもあります。そんなときに相談ができ、一緒に考えてくれる方と一緒に働きたいです。前向きで元気で明るい方、お待ちしています!